鹿児島ひとり旅の5日目(霧島温泉周辺〜曽木の滝)

いよいよ最終日、いきなり立ち寄り湯にひっかかる

前日は体調が優れませんでしたが、最終日はなんとか持ち直してだいぶ良くなりました。妙見温泉から鹿児島空港までは近いですが、まだ帰る時間でもないので、一旦離れて霧島温泉郷のほうに向かってみます。

と思ったのですが、妙見温泉から車を走らせることほどなくして、道路沿いの立ち寄り湯の看板に目がとまって突発的に入浴タイム。


立ち寄り湯、日の出温泉


朝風呂で泉質最高だった宿の温泉にも浸かっていましたが、なんとなく良さそう、という直感と誘惑にあらがえず二度目の朝風呂。例によって貸し切り状態です。平日最高。


渓谷の自然を見ながら朝風呂を楽しめる


ぬる湯があるの、体力を使いすぎずゆったり入れて本当に嬉しい。昨晩の宿の温泉ほど好みの泉質ではありませんでしたが、十分良い感じの温泉で、渓谷の景観を楽しめる良い立地でした。


天然温泉200円、というこの看板に釣られた


とりあえず霧島温泉郷で滝を見たり、周辺の情報収集

まず霧島温泉郷の中心部に観光案内所とお土産物屋、飲食店を集めた霧島温泉市場という場所あるという情報を元にそこへ向かいました。

向かったつもりでしたが、曲がる場所を間違えたら滝があったのでついでに観光。体調戻ったはずがポンコツ感がとれていない。


丸尾の滝


この滝は水流の裏にある滝の削れ方がカッコよく、間近で見ることはできないものの見応えのある滝でした。おしむらくは写真右下にある物見台、落石だかなんだかがあったらしく到達できません。よって遠景で楽しみに留まりました。

滝の上には千畳敷と(そこら中で聞くような)名前のついた、平たく水深浅めで川幅の広いエリアになっています。流れている水に手をつけたら異様にぬるく、なんだこりゃとググってみたら霧島の温泉水が流れているらしくややヌメりを感じる化粧水のような触感でした。ここで滝行したらスベスベになりそう。


丸尾の滝の上の千畳敷、流れているのは冷めた温泉


一通り満足して改めて市場に向かって土産物屋をひやかし、観光案内所で周辺施設のパンフを回収し、胃腸は万全でなかったので飲食店はスルーして、せめてもの気分のため温泉熱で蒸した卵を購入。

熱すぎて本当に無理でした。このあと、次の目的地(次項、霧島神宮)に向かう途中の道の駅に立ち寄ったころには持てる程度の暖かさになっていたので、そこでようやっと賞味しました。まあ、卵でした。

寺院、神社が好きなので霧島神宮へ

霧島温泉の観光案内所で適当にパンフレットを眺めていたら、霧島神宮というものがあると知って急遽そっち方面に車を走らせます。 閑寂な老杉の濃い緑に包まれた参道・境内を抜けると、格調高い朱塗りの社殿の荘厳かつ豪華絢爛な姿があらわれます。

建国神話の主人公である瓊々杵尊(ニニギノミコト)を祀った霧島神宮は、創建が6世紀と古い歴史を誇る神社です。 最初は高千穂峰と火常峰の間にある背門丘に建てられたといいますが、霧島山の噴火による焼失と再建を繰り返し、500年以上前に現在の場所に移されました。現在の社殿は島津氏第21代当主(第4代薩摩藩主)島津吉貴が、1715年に建立・寄進したものです。 霧島神宮|観光スポット|鹿児島県観光サイト/かごしまの旅

下調べが足りてなさすぎて完全にノーマークでしたが、由緒ただしい古い神社のようでした。


霧島神宮の本殿


この旅、初日以外ずっとそうだったのですが、この日も快晴だったことも手伝って、空の青、山林の緑、社殿の朱とコントラストが映える風景を拝めました。

今回の旅まだ終わってはいませんでしたが、自分の体調以外は概ね順調で天気にも恵まれた鹿児島の旅の御礼だけさせてもらいました。参拝所や手水舎にすべからく作法が説明されていて外国の方も安心設計。


霧島神宮の境内の様子


境内に入る手前の鳥居のすぐそばには国歌にも歌われる「さざれ石」がおかれていました。苔がむすような年月(環境?)を経た個体ではありませんが、岐阜のどっかから出土してきたものをわざわざ運んできたんだとかかんとか。


ご神木氏


立派なご神木、樹齢800年とのことですが、コレがあるから500年ほど前の移動先として候補になったのでしょうか。まあでっかいです。ブログ的には避けてた縦構図でお送りします。

広大な駐車場のすぐ近くには売店があって、鹿児島のお土産が揃っています。中でも鉾餅(ほこもち)は霧島神宮現地でしか売っていないらしく、味も餡子と芋とニッキという感じで好みの味だったので購入。

霧島高原まほろばの里、芝桜の丘の現実が厳しい

霧島神宮を後にして、曽木の滝という次の目的地に移動する道中、これまた霧島温泉の観光案内所で得られたパンフから芝桜の丘というのがあるという情報を得ていた高原の観光施設まほろばの里に立ち寄り。

どれどれ芝桜とな...?と思って入場したところ

芝桜の丘も4月下旬に差し掛かるとこんな感じのようです。きれいに芝桜が成立しているときの写真と動画は公式サイトに掲載されています。今回は残念ながら上記のようにはげ山のような調子だったのでとっとと退散。入場料とかなくてよかった。

曽木の滝と曽木発電所遺構

最後の目的地は曽木の滝、東洋のナイアガラと呼ばれている(名乗っている?)景勝地です。

滝幅210メートル、高さ12メートルの壮大なスケールを誇り、「東洋のナイアガラ」とも呼ばれる曽木の滝。 千畳岩の岩肌を削るように流れ落ちる水流とその轟音は、訪れる人々を釘付けにするほど豪快。一帯は自然公園となっており、四季の彩りも美しく桜や紅葉の季節には、イベントも開催されます。 観光地案内 ::: 観光伊佐 ::: 鹿児島県伊佐市

という説明のとおり大きい滝と、それを囲むように大きな公園が作られています。売店や飲食店も揃っているので観光地としての性能は比較的高め。霧島方面からおよそ1時間 40km の慣れない運転で例によって疲れたので公園部分の木陰にあったベンチで一眠り zzz


曽木の滝、東洋のナイアガラだとか


公園内の展望所から大きな滝と渓谷を眺めることができます。たしかにデッカイ。この滝の力を利用した水力発電所が設置されています。

曽木の滝右岸に現存する旧曽木発電所の取水設備の一部を改築、再利用した発電所です。曽木の滝の流量、落差を利用し最大出力約490キロワット、年間約400万キロワット(一般家庭約1,000軒分の使用量に相当)を発電することができます。また、曽木発電所遺構と組み合わせた学習型観光と、再生可能エネルギーの教育啓発活動の推進にも活用することができます。 観光地案内 ::: 観光伊佐 ::: 鹿児島県伊佐市


たしかにスケール大きい


公園内の施設案内的なマップに「洞窟きのこ園」という興味深い名称があったのでその場所にいってみたら2016年に閉鎖済み。マップの内容更新しておいてくれ....頼む.....。残された看板などを見るに、なかなか味わい深い空間だったことが想像されるだけに残念です。

このあと無駄にレンタサイクルを借りて曽木発電所遺構を見学しにいきました。さほど離れてはいないので曽木の滝公園から自転車で10〜15分くらいの距離にあります。


ドイツの古城のような佇まいの曽木発電所遺構


曽木発電所遺構展望所 / 鹿児島県伊佐市大口宮人(曽木の滝公園より下流へ徒歩約20分、車で約5分) 解説:明治41年に竣工し、その出力は当時国内でも最大級のものでした。牛尾大口金山に電力を供給するために明治39年に曽木の滝の水力を利用する電気事業を起こしました。昭和40年に鶴田ダムの完成と同時に水没してしまいましたが、現在では、5月下旬から9月上旬に、中世ヨーロッパの居城跡を思わせる煉瓦造りの建物が姿を現します。 異空間に誘うナイアガラ | 曽木の滝 鹿児島県伊佐市大口 東洋のナイアガラ レストラン・ランチ・おみやげ・観光

各種の説明を見るに、まだ半分くらい水に浸かっていそうな時期でしたが、このときは全貌をしっかり拝むことができる水位でした。上の説明では中世ヨーロッパの居城跡、というような形容がされていますが実際ドイツから持ち込まれた設計による発電所だったらしいです。

4泊5日の長旅を終えて帰路へ

曽木の滝を後にして、やや早めに鹿児島空港に向けて帰路につきました。この帰路で今回の旅で初の高速道路を利用。ピャーっと帰って空港でのんびり時間を潰そうという作戦。さすがに4泊5日も遊び回ってると疲れました。

レンタカーを返す直前で走行距離のチェックをし忘れましたが、途中で撮ったメーター記録から逆算するとたぶん370kmくらいのドライブでした。鹿児島の内側寄りとはいえ、ぐるっと錦江湾を一周するとなかなかの距離です。


ただいま鹿児島空港


レンタカーを返して空港に送迎してもらい、空港のクロネコヤマトのカウンターに買い込んだお土産や使用済の服などをまとめてダンボールに詰めて発送。帰りもジェットスターだったので持ち込みに持つの重量制限を慎重に調整しました。

空港の土産店で思い出したように両親宛のお土産を手配したら、あとは帰るだけでいよいよやることがなくなったので空港内の大空食堂で夕飯がてらダラダラと時間つぶし。改めて店名でググったら鶏飯バイキングが評判なようでしたが、初日のホテルの朝食バイキングで食べてたのでこのときはスルー。ゆーて今回、奄美大島は行ってないしね。


食べ損なっていたきびなごの刺身を空港で回収


きびなごの刺身を各所で見かけつつも食する機会に恵まれなかったので、ここで伏線を回収。酢味噌で喰うのが一般的なのかはよくわかりませんが、さっぱりとしていておいしかったです。

飲み物は志布志で気に入った黒若潮がメニューにあったので水割りで注文。一杯300円の最安価格帯の焼酎でした。ありがてぇ。これでも空港価格なのかもしれませんが、鹿児島は焼酎がどこの飲食店でも安めだった印象。


国内基準にすべき鶏皮の様態


安めだったのでなんとなく頼んだ鶏皮は、ペラペラの鶏皮か、カリカリの鶏皮を予想していましたが肉がしっかりと残ったプリプリの鶏皮が出てきたので良い意味で期待を裏切られました。これ国内の鶏皮基準として普及してほしい。


そういえば豚を食べなかったのでシメの豚汁


そういえば、でしたがこの旅でかの有名な黒豚を食べる機会はなかったので、申し訳程度に豚汁の単品を注文。これで300円くらいだった気がする。たっぷり具材が入っていたけど安くて良いです。中に入っていた豚肉が黒豚だったかは全く以て定かではありませんが、なんにせよ満足したきもちで飛行機に搭乗してセントレアへ帰るのでした。

今回のひとり旅も良かった

思いつきで移動した結果、マイペースではあったものの移動距離が長すぎてゆったりできたかは不明な旅でしたが、要所の宿は安めでくつろげる素敵な宿を引き当てられたので満足できる一人旅でした。

レビューサイトで好評価な宿や飲食店を探すよりも、サービスに偏りがあっても自分が求める価値をしっかり提供してくれる店を選ぶほうが満足度を高める、という考えの実践が裏テーマだったのでその点も大成功です。

自分はどうやら高いお金を払って良い宿とかに泊まると、たしかに良いんだけど細かい粗に目くじらを立ててしまいがちな貧乏性です。それならいっそホドホドの値段で求めている価値を提供してくれるほうが、細かい粗も目にしても「そこはそんなもんだよね、それよりもここが良いからやっぱ最高!」っていう気持ちになれるので精神衛生にも良いです。

ということで鹿児島旅行を終えました。一年に一回くらいは一人旅でリフレッシュしたいものです。