就職活動について申し上げたいこと

 私が昔、踏んでしまった轍について。学校で就職活動について話していた時に思い出したので書いてみる。

履歴書やエントリーシートごときで本に頼らない

 頼らないでください。本に書いてあるのは、十中八九「誇張」するためのメソッドです。誠に残念ながら、ほとんどの大学4年生(又は卒業年度の専門学校生)に、書中の例にあるような素敵な体験や、素晴らしい理念はありません。
自分をアピール(誇張)しようと無理をすれば無理をするほど、面接で聞かれたときにボロが出ます。そんな危ない橋を渡るよりも、今の時期は自分を魅力的にする努力をした方がいいと思うのです。意図して魅力的になった自分を自覚できれば、自然と面接のなかでも自信を持てます。
じゃあ何を書けばいいのよ?って話だと思いますが、思いつくままに書いた方が幸せな就活が出来ると思います。何も思い浮かばない、とか書くことが何もない、というのは訓練不足です。論述問題や、論述試験で訓練したほうがいいのです。

自己分析ってなんぞ?

 決意してください。
長所だって、短所だって、日々の生活に照らし合わせれば難しいことは何もありません。日常のなかで「おっ、俺イケてるじゃん!?」とか、「あー、やっぱダメだわ」とか、思うところは誰でもあるはずです。
そんな日常に対して敏感になりつつ、それを自分だと"決意"して定義すること。ある意味、諦めること、とも言えますが。何も新しい自分を探索するような作業ではないことを認識すればそれで良いと思います。
普段の自分の素行に対して、敏感になって、それが自分である、とアウトプットできるように自分自身を認めてあげてください。そうればきっと、『自分』を話すことに困るような事態も起こりません。

覚悟のススメ

 自分は"こう"であると決めてしまうこと、表現してしまうことは大変な労力があると思います。特に長所になると、その点が他から見ても秀でていると思われることが確認できないと不安が募るばかりです。
―――「本当にこれを長所にしてしまっていいんだろうか?」
長所を認めて、それが自分の長所であるように努力することを認め、努力しなければならないことを諦めましょう。長所は漫然と、自分のなかにあるものではありません。自分で長所を伸ばすことを考える思考を先に手に入れましょう。努力しなければ長所は長所になりません。

 どうでしょう?
本を参考にしてしまうような、まじめな就活生に対するカウンターバランスとしては、有効だと思って書いています。いや、素晴らしい理念も体験も、間に合っているような努力家には不要な話なんですが。

 後輩も就職活動の時期が迫ってくることですし、何かアドバイスできるものがあれば、と思って記します。