新城、湯谷温泉における漢方薬膳料理の宿

近場の温泉旅行

2月くらいの話になりますが愛知県内在住者として近場の秘湯(?)に行ってみようということで、週末のぷち旅行がてら愛知県は新城市にある湯谷温泉に出かけました。

道の駅 もっくる新城

名古屋市→新城市ということで、大した移動距離もない上に高速道路を使うと自宅から1時間ちょいで新城市に到着してしまいます。高速を降りてすぐのところに道の駅があるので立ち寄り。

道の駅にありがちな地元の野菜や名産品に期待しましたが、なんというか...こう...長野や岐阜のモノが大量に混ざっていて見たことある商品が多かったです。コンテンツ力不足...っ!!


道の駅 もっくる新城の中にある麺類エリア

道の駅 もっくる新城の中にある麺類エリア


自分は豚骨ラーメンで、妻がししラーメン(猪肉)をランチがてらに摂取。愛知県民ならご存じのラの壱が監修してるとのことで、とても手堅い豚骨ラーメンでした。一方のししラーメンは甘めのしょうゆ味。妻曰く結構おいしかったらしい。

山があるので猪肉をはじめとしてジビエ肉を名産品として推そうとしつつあるようですが、道の駅の通常商品には目立った猪肉が見当たらず。車をかなり走らせた奥地には、ジビエ肉を販売してくれる場所があるみたい。


ししラーメン(猪肉)

ししラーメン(猪肉)


奥三河 湯谷温泉 はづ木

つつがなく到着。外観はなんだか普通の家みたいですが、裏に川がとおっていて、中で1階降りると川沿いのお風呂に到達できる構造。客室は1Fと2Fです。川沿いの宿にありがちな構造。岐阜の泉岳館とかは部屋も地下1Fと地下2Fだったりしますが。


宿の外観

宿の外観


お部屋

漢方薬膳というテーマがあるので、部屋のお菓子やお茶も中国風のなんだか体によさそうな風味のエトセトラ。部屋に入る前のチェックイン時にもフロントでお茶とお菓子をいただきましたが、それもスタッフの方が薬効を丁寧に説明してくださる手の込みよう。


部屋のお茶と菓子

部屋のお茶と菓子


一番安くて狭い部屋にしましたが、小綺麗で風情のある良い部屋でした。窓からの眺めはそんなに良くありませんでしたが、お金を払うともっと宇蓮川と緑がよくみえる部屋になるのでしょう。


部屋の窓際(広縁から川を臨める)

部屋の窓際(広縁から川を臨める)


お風呂

こちらの宿は周辺に複数の建物をもっていて手広い経営をしてる模様。少し歩くと、姉妹館のはづ別館があってこちらの宿も使えます。次の写真は、別館のほうの風呂。泉質は見た目こそ濁っていますが、無味無臭のしっとりつるつる系の肌感。(温泉ソムリエじゃないので雰囲気です)


屋内からみる露天風呂

屋内からみる露天風呂


次の風呂は、泊まった建物の露天風呂。本来は男女入れ替えのお風呂ですが、宿泊客が多くなかったとのことで時間限定で貸し切りの家族風呂扱いさせてもらいました。別館よりも、こちらのほうが全体的にモダンで雰囲気が整えられている印象。


貸し切りで使わせてもらった別の露天

貸し切りで使わせてもらった別の露天


漢方薬膳懐石料理

料理の雰囲気は一休の写真がきれいだったので気になる方はご覧ください。

こちらの宿のウリは中国漢方薬膳料理。これまた薬効を丁寧に説明されながらさまざまな品が提供されます。上品な中国料理は食べ慣れないのですが、漢方薬膳なだけあって比較的やさしい味付けのものが多いです。

むしろ人によっては塩っ気が物足りなく感じる薄味かも。物珍しさもありつつ全体的においしくいただけました。当たり障りない日本旅館の会席料理よりは遙かに良い。朝食も同様にやさしい感じの中華でした。


健身開胃碟(前菜)

健身開胃碟(前菜)


麦冬燴時菜(青梗菜)

麦冬燴時菜(青梗菜)


菟絲子笋米飯(炊き込みご飯)と血糯珍珠鳥(烏骨鶏のスープ)

菟絲子笋米飯(炊き込みご飯)と血糯珍珠鳥(烏骨鶏のスープ)


1点苦言を呈するならば、事前にすっぽんの醤油煮を別注で頼んでいたのですが、当日のチェックイン時にはじめてのひとはすっぽん鍋がオススメだと強く強く進めてきました。(醤油煮が良いと言っても有無を言わさない説得を試みてくる勢いで)

根負けしてすっぽん鍋に変えてもらったところ、すっぽんはどこだ...?という感じの謎の肉片が少しだけ含まれる野菜スープがでてきたので、全体的に忘れることにしました。レビューサイトだと星が大幅に減りそうなエピソードですが忘れることにしました。すっぽんが不作だったのでしょう。(上の写真の烏骨鶏のスープのほうが美味しかった)

花の木公園

宿をあとにして、釣り堀がある花の木公園という施設に立ち寄り。公園とは言いますが、食事施設や宿泊施設もあって、普通に民営の商業施設っぽい。

釣り堀を前に右往左往とするへたくそな夫婦にみかねたおっちゃんが基本的なことをおしえてくれたおかげで、なんとか5匹ほどつり上げることに成功。釣り堀なので基本的には入れ食いなんですが、いかんせん釣り人がヘタクソなので時間をかけて漫喫できました。


へっぴり腰の釣り人

へっぴり腰の釣り人


つり上げたニジマスはその場で刺身、フライ、塩焼き、田楽と色々なレパートリーで調理してもらっていただきます。刺身がうますぎた。塩焼きも安定の美味しさだった反面、田楽(ようは焼いたのに味噌ぬったやつ)はいらなかったかも...。


ニジマスはその場で刺身になった

ニジマスはその場で刺身になった


ニジマスは塩焼きと田楽にもなった

ニジマスは塩焼きと田楽にもなった


明治時代に建設された水力発電施設だったらしく、人工的に造られた導水路がスパっと切り立った滝のようになって珍しい光景を描き出しています。長篠堰堤と呼ばれるているみたいです。


人工的に造られたらしい滝

人工的に造られたらしい滝


また行っても良い

忘れたいエピソードはありましたが、それに目を瞑れば全体的には良い宿でしたし、道の駅や釣り堀もそれなりに楽しめたので良かったです。ちなみに今回の行程は10/15放送 ぐっさん!日帰り温泉旅!目指せ!新城・湯谷温泉!!という番組で紹介された内容ほぼそのままでした。さすがぐっさんち...(東海地方のローカル番組です)


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ahomuAyumu Sato

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東京資本で生きる名古屋の鳥類

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