別府旅行2 - 鉄輪温泉の地獄巡り

ようこそ「地獄」へ

宿をチェックアウトしたあとは、次の宿のチェックイン時間まで観光ということで、別府地獄めぐりと呼ばれるほのぼのスポットを回ることに。各地獄については別府地獄めぐり公式サイト(別府地獄組合)で紹介されています。

べっぷ地獄めぐり共通券・特別割引チケットは通常大人2,000円のところ、画面提示で10%オフだそうです。全く知らなかったので素直に2,000円を2人前支払いました(´・ω・`)

2016 年の別府旅行シリーズ記事

  1. 鉄輪温泉 癒心(ゆしん)
  2. 鉄輪温泉の地獄巡り
  3. 別府温泉 ホテルうみね
  4. 市街観光、志高湖

白池地獄

地獄というのは、ようは温泉として熱湯や熱泥、蒸気などが噴き出すスポットを指しています。噴き出す熱湯に含まれる成分によって色合いが異なり、場所によっては鮮やかな色を示します。が、ここは白濁としたわりとスタンダードな見た目をした地獄です。


白池地獄

白池地獄


突然のピラルクー。この他にも温泉の暖気で熱帯魚などが飼育展示されていました。白池地獄だけでなく、次に続く鬼山地獄もそうですが、温泉の暖気を活かしたアレコレを過去に地域ぐるみで試した形跡が見られます。


_人人人人人人人人人人_ > 突然のピラルクー <  ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

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白池地獄から鬼山地獄へ向かうのに、みゆき坂という所を登るのですが、その並びにオシャレなお土産物屋があり小鹿田焼きという皿に一目惚れして衝動買い。妻も何かを買っていました。

ブログに書くにあたって調べてみた結果、オープンしました^ ^ : Yufuin-Table ときどき Beppu-Table Blogを見る限りだと2016年3月オープンの新店だったようです。Google Maps でストリートビューを見たらこの店の前にあったと思われる鉄輪美術というお店が映っていました。

鬼山地獄

地獄本体は蒸気の向こう側であまりよく見えませんでしたが、たぶん不透明な普通の温泉です。ただし源泉はかなり熱そう。ここの別名は「ワニ地獄」ということで、その実体は温泉よりもワニ推しワニ推しすぎのワニ園です。


鬼山地獄

鬼山地獄


敷地内では白池温泉の熱帯魚と同じく温泉の暖気によって約70匹のワニがぬくぬくと飼育されています。大正時代から飼育を始めたらしく、大正14年生まれ平成8年没、享年71歳のイチロウが剥製として展示されています。クロコダイルだそうで非常にデカく、そりゃ長寿だわなという趣です。


温泉の暖気によるワニ園

温泉の暖気によるワニ園


かまど地獄

一番商売っ気があるというか、名勝というよりも観光地としてのアミューズメント性を高めていたのが、このかまど地獄。敷地内にはさまざまな、それこそ海地獄や血の池地獄のような各種各色の地獄であったり、足湯や飲用の温泉、蒸気を活かした肌の湯など色々な形で観光客を楽しませていました。中国、韓国系の観光客が団体でひっきりなしに訪れていたのも納得のクオリティ。


かまど地獄だけど海地獄カラー

かまど地獄だけど海地獄カラー


足湯のすぐ近くには売店があり、足湯に浸かりながら玉子や饅頭などを食べてゆったりする観光客の姿が見られます。本当に商売熱心で感心する。


外国人観光客も多く、他の地獄と比べても商売っ気が強い売店

外国人観光客も多く、他の地獄と比べても商売っ気が強い売店


海地獄

ここまでの他の地獄と比べると敷地も広く、山に面した自然の景観を活かした地獄です。天候が晴れていて本当に良かった。展示を見て回るというよりも、園内をゆったり散策するといった趣です。


海地獄の入り口、地獄はもっと奥にある

海地獄の入り口、地獄はもっと奥にある


入り口から海地獄の間には立派な池があり、大鬼蓮がたくさん浮かんでいます。この蓮、体重の軽い小学生くらいまでの人類なら、その上に乗ってしまえるそうで、時期時間帯によっては実際に乗らせてもらえるようです。俺は無理です。


地獄ではないが、蓮が浮かぶ普通の見事な池

地獄ではないが、蓮が浮かぶ普通の見事な池


海地獄は鮮やかなコバルトブルーですが、例によって非常に高温で98度にもなる熱湯だとか。写真はすぐ近くの展望台というか高台というか、ちょっと上から見渡すような視点です。


青い海地獄を高い所から臨む

青い海地獄を高い所から臨む


鬼石坊主地獄

ここでは灰色の熱泥がボコボコとわき出しています。中でも歴史がある地獄(観光地)`だということですが、派手な観光名所というよりは、よく整備された庭園コースという風情です。入り口付近に人類が入れるほうの温泉施設もありました。


鬼石坊主地獄は白い粘土のよう

鬼石坊主地獄は白い粘土のよう


入りませんでしたが足湯もあるので、周辺の地獄めぐりに疲れたらここで休憩してみるのもよさそうです。実際に休憩したのはここの足湯ではなく、すぐ近くの売店。例によって蒸気を活かした蒸し料理が売られています。妻は地獄蒸し焼プリンを食べていました。


入らなかったが足湯もある

入らなかったが足湯もある


龍巻地獄

ここまでの地獄は鉄輪温泉の中でも大きい道路に近いエリアに密集していましたが、この龍巻地獄と次の血の池地獄は山間に少し入ったところに隣接するように存在しています。

龍巻地獄は間欠泉であり、写真の説明にもありますが30-40分周期で、6-10分ほど噴出し続けます。このときは運良くあと5分くらいで噴出するよ〜というタイミングに到着しました。


龍巻地獄の解説と会場

龍巻地獄の解説と会場


ほっとくと 30 メートルの高さまで噴き上がるそうで、石というか岩づくりの屋根囲いでガードされています。間欠泉の規模としてはあまり大きくないようですが、頻繁に噴き出すので拝みやすいというメリットもあるようです。


ようはプシャーッと噴き出す間欠泉

ようはプシャーッと噴き出す間欠泉


血の池地獄

最後に最も地獄らしい地獄にやって参りました。これはもうどんな地獄なのかと期待せざるをえませんが、地獄の前に例によって広い売店があります。すべては商売です。


名前によってハードルが高くなる血の池地獄

名前によってハードルが高くなる血の池地獄


湯気は結構な勢いで立ちのぼっていますが、いうほど赤くないな〜とか、いうほど噴き出てないな〜とか名前負け感は否めない印象です。が、例によって景観としては見応えのある感じで満足した次第。


トマトクリームか甲殻類かというスープ色

トマトクリームか甲殻類かというスープ色


別府ロープウェイ

ということで7箇所の地獄を制覇したところで余った時間で、ちょっと高台に出てみようということで別府ロープウェイへ。大きいゴンドラでしたが、平日だったので幸いガラガラの状態で景色を楽しみながら登ることができました。

西日本最大級の101名乗り大型ゴンドラで、高低差約800m・線路長1,816mの急こう配を約10分で運行しております 施設のご案内|別府ロープウェイ


ロープウェイ乗り場

ロープウェイ乗り場


上にあがったあとは、山の上というよりも高原(ほんとは下の駅が別府高原駅で、上の駅は鶴見山上駅なんですが)という感じで下界よりも澄んだ空気を楽しめる良いスポットです。


山の上というか高原という雰囲気

山の上というか高原という雰囲気


時間があれば軽く散策できるルートもあったようですが、あまり無理せず展望台にだけ立ち寄って別府の街を眺めるのでした。翌日の天候がイマイチだったので、この日にロープウェイのって上に来ておいて本当に良かった...。


別府を見渡す展望台

別府を見渡す展望台


下の別府高原駅の近くには九州焼酎館|別府ロープウェイという施設が併設されており、焼酎大好き人間にとってはたまらないのではないでしょうか。(焼酎はそんなに好きではない)

一通り日中の観光を消化したところで、別府2日目の宿へと向かいます。


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ahomuAyumu Sato

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東京資本で生きる名古屋の鳥類

Web 技術、組織開発、趣味など雑多なブログ。技術の話題は zenn にも分散して投稿しています。

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