電子書籍版 デザイニング Web アクセシビリティのご紹介とご推薦

【AD】ピンクのアクセシビリティ本

著者の方から、ご厚意で書籍データを頂戴(いわゆる献本)しまして、せっかくの機会なのでブログでご紹介します。元々、物理的な本も持っていたのですが、物理本は最近になって仕事でコーディングをしている家族にでも進呈しようかと思います。

Web の成果物がどのようにあるべきか

いわゆる Web サイト制作の流れでいえば「上流工程」と表現されがちですが、ようは Web アクセシビリティの立場から「Web の成果物がどのようにあるべきか」という話が章ごとに視点を変えながら丁寧に紹介されています。

物理本を読んだ当時に良かったのは、各章ごとに「よくある問題」と「問題解決の方針」が明示されている点です。名目デザインの本なのでコード例こそ出てきませんが、具体的にどうするべきかイラストなどもまじえて分かりやすく紹介されているので、拾い読みでも内容を活かしやすい構成になっています。

  • 1章:サイトを作る前に
  • 2章:戦略の策定
  • 3章:要件定義
  • 4章:ナビゲーション設計
  • 5章:インタラクション設計
  • 6章:システム設計
  • 7章:コンテンツ設計
  • 8章:ビジュアルデザイン
  • 9章:実装

より多くの人が使えるようにするためのナビゲーションであったり、インタラクションであったり、システムであったり、コンテンツであったりの設計についてが中心です。もちろんビジュアルデザインや実装に関する章もありますが、それよりも全体的なデザインについてページが多く割かれています。

使えるための、使いやすくするための、アクセシビリティ

アクセシビリティと聞くと極端に特殊なケースの話に思ってしまいがちですが、本書を読んでみると単に万人が使いやすい Web を提供するためのヒントが書かれていることが分かります。

みんなが使える可能性(アクセシビリティ)を底上げすれば、他のだれかにとっても使いやすくなる可能性(ユーザビリティ)が同時に上がります。

いわゆるエンジニアやプログラマーであっても、少しでも使いやすく分かりやすいプロダクトをユーザーに届けたいという気持ちは変わりません。本書の著者である伊原さんもあなたの価値を高めるWebアクセシビリティでおっしゃっていましたが、アクセシビリティとユーザビリティは非常に近しい関係にあります。

より品質の高いプロダクトを提供するための視点として、手にとってみると良いのではないでしょうか。

過去のエビデンス(しつこい)

ちなみに、こちらの書籍は過去に弊社でも大量購入をかけており、周辺の主要プロジェクトに対して配布していたりします。輪読会しようと思ってできてないというか、自分が渋谷にいない...。弊社どなたかやってくれ。

ということで社内外に向けておすすめなので未読の方はぜひ買いましょう。みんな書籍くらい経費で買わせてもらえますよね!!! 購入は↓↓↓


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ahomuAyumu Sato

overflow, Inc.VPoE

東京資本で生きる名古屋の鳥類

Web 技術、組織開発、趣味など雑多なブログ。技術の話題は zenn にも分散して投稿しています。

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Zenn: ahomu
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